アクリル板やプラスチック板をカットするには何を使えばいいの?
今回はアクリル板やプラスチック板のカット方法について書いていきます。
アクリル・プラスチック板を奇麗にカットするには、どんな道具を使えばいいのでしょうか?
これらの板をカットしたことがある人はそんなに多くないはず。もちろん一般的なカッターナイフやハサミで切ることは出来ません。(厚さにもよります)
アクリル板やプラスチック板をカットする方法として、カッターやノコギリなど色々方法はあります。
アクリル板やプラスチック板のカットは板の厚さで変える
アクリル板やプラスチック板をどうやってカットするかは、板の厚さによって変わります。薄いものであればハサミや紙を切るときに使うカッターナイフでも切れてしまいます。
一方で1mmを超える厚さになりますと、ハサミや一般的なカッターナイフでは絶対に切り分けることが出来ません。厚い板を切るときには専用の道具が必要になります。
厚さ0.5mm以下ならはさみorカッター
0.5ミリ以下のかなり薄い板の場合は、はさみが一番使いやすいでしょう。また、まっすぐ直線カットをしたいのであれば、カッターナイフを使うのも良いでしょう。特殊なカッターナイフでなく、一般的なカッターナイフでも全然切れてしまいます。
刃の切れ味によって切りやすい・切りにくいが出てきますので、なるべく切れ味が良いものを使用してあげると奇麗に切れますよ!
プラスチック板は厚さ1mm以下の商品が販売されていますが、アクリル板の場合は一番薄くても1mmの商品が殆どです。はさみや一般的なカッターナイフで加工したい時は、プラスチック板や塩ビ板を用意すると良いです。
厚さ1mm以下なら普通のカッター
厚さ1mmより薄い板を切るならば、普通のカッターナイフでカットできます。アクリルやプラスチックは紙よりも固いですので、複数回刃で切れ目を入れてカットします。
なかなかカットできない場合は、ある程度切れ目を入れてから折り曲げて割ると奇麗にカットできます。板厚の3分の1くらい切れ目を入れてあげるとうまくいきます。
厚さ2mm以上の場合
板厚が2ミリ以上になると、はさみや普通のカッターでは切ることが出来ません!これらの道具で無理に切ろうとすると、板が割れますし怪我をする可能性があります。
板厚2mm以上のプラスチック・アクリル板をカットするには、「プラスチックカッター」を使用しましょう。
プラスチックカッターの使い方
プラスチックカッターは、刃先が特徴的な形をしています。とがった部分で、少しずつ溝を作っていき最後は板を割ってでカットする方法です。
下の写真のように、少しずつ板に溝を掘っていきます
板厚3分の1以上の溝を掘ってから、板チョコを割るようにパキッと割ってあげます。この時、溝が浅いと変な方向に割れてしまったりするので注意しましょう。
プラスチックカッターを使ったカットについては、以下の記事で詳しく紹介しています!
プラスチックカッター以外にも、カットする方法はあります。プラスチックカッターよりも簡単にカットすることが出来ます。カッターを使うのが苦手な方は、ホットナイフを使ってみると良いです!
ホットナイフ
ホットナイフは、板を溶かして切断していく道具です。はんだごての先端がナイフになっていて、プラスチックカッターよりも簡単に切断することが出来ます。
また、曲線カットや板以外の形状の物もカット出来ます。カッターに使い慣れていない方は、ホットナイフを使った方が簡単・きれいにカットできるでしょう。
まとめ
今回は、アクリルやプラスチックカッターを切断するときに必要な道具とその方法について紹介してきました。板厚によって道具を使い分けると、奇麗にカットすることが出来ます。
直線カットの場合 | ||||
はさみ | カッターナイフ | プラスチック
カッター | ホットナイフ | |
板厚0.5mm以下 | 〇 | 〇 | △ | ✖ |
1mm以下 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 |
2mm以上 | ✖ | ✖ | 〇 | 〇 |
ホットナイフで薄い板を切ろうとすると、板厚が薄すぎて広範囲が溶けてしまったり、焦げてしまう場合があります。また、曲線カットする場合は以下の表の通りです。
曲線カットの場合 | ||||
はさみ | カッターナイフ | プラスチック
カッター | ホットナイフ | |
板厚0.5mm以下 | 〇 | △ | ✖ | ✖ |
1mm以下 | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
2mm以上 | ✖ | ✖ | ✖ | 〇 |
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