今回は「アクリルの消毒」について。
アクリルはいろんな場所で見かけます。最近だと、ウイルスの飛沫感染目的で、アクリル板を使ったパーテーションを設置している場所も多くみられます。
他にもコレクションケースや収納用品でアクリルが使われています。
この前、アクリル板を使ったパーテーションの作り方を紹介しました。アクリル板と100均で手に入るアイテムで簡単に作れます。以下にリンクを貼っておきますので、興味がある方は見ていってください。
アクリルを○○で消毒したら割れる!?
アクリルで作られたパーテーションなどをアルコールで除菌すると、割れてしまった・白い跡がついてしまう場合があるようです。
ウイルスの殺菌をするとき、アルコール消毒は欠かせません。
でも…アクリルにアルコールやエタノールを吹きかけると、割れや汚れの原因になります。
アクリルはガラスのような透明感があるのが特徴ですが、間違えてアルコールを吹きかけてしまうとせっかくの透明感・美しさが損なわれてしまうのです。
アクリルの消毒・除菌は水拭きもしくはクリーナーを使用
アクリルはアルコールに弱い性質ですので、水拭きや中性洗剤を使って拭いて除菌する、もしくはアクリル専用のクリーナーを使うことをおすすめします。
アクリルの消毒・除菌でアルコール類・シンナーは使用厳禁
私が普段DIYで使っているアクリル板(アクリサンデー)の注意書きを見てみると…
シンナー、ベンジン、アルコール類で表面を拭くと、微細なクラック(割れ)が入ることがありますのでご注意ください。
と書かれています。
このようにアクリルはアルコールや薬品に弱いのです。アクリル製パーテーションを除菌しようとしたときに、真っ先に「アルコール消毒」を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、残念ながらアルコール消毒は効果があったとしても、別のトラブルにつながってしまいます。アクリル製の水槽なら、割れを起こして水漏れを起こす可能性もあります。
アクリルの消毒・除菌で跡がついてしまった場合
もうすでにアクリル板にアルコール類を吹きかけてしまい、跡が出来てしまった場合はどうすればいいのか…?
跡が少しだけついてしまった場合は、何とかなるかもしれません!
完全にヒビが入ってしまったり割れた場合は修復ができませんが、白っぽく変色した場合は研磨剤で磨くことで消える場合もあるので試してみるとよいでしょう。
以下の記事で、アクリルに付いてしまった細かい傷を消す方法を紹介しています。もしかしたら、この方法で跡を消すことが出来るかもしれません。お試しください。
\ アクリル製品をピカピカに!/
アクリルを消毒・除菌するには
アクリルをアルコール消毒すると、割れたり白い跡がついてしまうことがわかりました。ではどうやって除菌をすればいいのでしょうか…?
✅ アクリルの除菌方法
・水拭き
・中性洗剤(食器用洗剤)で拭く
・次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム
この3つが良いでしょう。
中性洗剤(食器用洗剤)でもウイルスを殺菌・除菌する効果が含まれている商品があります。また、最近よく聞く「次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム」もウイルス除去には効果的でしょう。
中性洗剤によるウイルス除去効果
上の画像は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構と経済産業省が発表した資料の一部です。
中性洗剤に含まれる界面活性剤で新型コロナウイルスを効果的に除去できると発表しています。中性洗剤を希釈したもので消毒を行うことで、ウイルス除去をすることが出来ます。
ウイルス除去効果が確認された中性洗剤は、以下のリンク先で公表しています。
また、中性洗剤には静電気を抑制する働きもあります!ゴミが付着しにくくなるのでお勧めです!
アクリルの消毒・除菌に効果的!次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウム
新型コロナウイルスが流行し始めた時、消毒用アルコールが品薄状態になりました。その時にウイルス除去の代替として、”次亜塩素酸水”や”次亜塩素酸ナトリウム”が注目されるようになりました。
Amazonや楽天市場、ホームセンターなどで入手できます。
これらはアクリル板やパーテーションに吹きかけても亀裂が生じたり、割れが発生したりすることはないので安心です。
アクリルの除菌・清掃と一緒に”静電気防止”
アクリルやプラスチック製品は静電気を帯びやすい性質です。
皆さんも幼いころ下敷きを髪の毛にこすりつけて持ち上げると髪の毛が持ち上がる…という遊びをした経験があるのではないかと思います。
静電気を帯びると空気中のホコリを吸着してしまい、放置しておくと汚れてしまいます。
アクリル板の除菌と一緒に静電気対策をしておくことで、清潔な状態を保つことが可能です。
アクリル板の掃除をしながら、静電気の発生を抑制してくれる商品が「アクリサンデー・ポリケアF70」です。
1度このクリーナーで掃除してあげると、数か月間静電気の発生を抑制してくれる効果があります。
ホームセンターやAmazonなど通販で購入することが出来ます。アクリル製品を清潔な状態に保つためにも、ぜひ一度お試しください。
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